映画とネットのDIARY(tDiary版)
検索エンジンからのアクセスで、お探しのキーワードが見あたらない場合はNamazuで再検索してみてください。
【映画の感想一覧】 2004年7月以降 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年
2006年03月01日 [Wed]
■ 速報ニュースをメール送信
というプログラムをなでしこで作ってみた。新聞社などの速報ニュースのページをHTTPダウンロードし、速報ニュースだけを3本から5本程度切り取り、携帯にメール送信する。1時間とか2時間おきに実行するようにしておけば、出先でも速報を読める。なでしこはメール送信が簡単なので、プログラム自体も簡単にできた。
ま、ページのデザインによってニュースを切り取る加工の仕方が違ってくるので、汎用的なシステムは作れないのが難。RSSを配信しているサイトが対象なら汎用的なものも作れそうだ。
2006年03月02日 [Thu]
■ クレジットカード有効期限切れについてのお知らせ
さくらインターネットよりメール。マスターカードの有効期限が今月末で切れるらしい。調べてみたら、06年3月が確かに有効期限になっていた。とりあえず、楽天カードに変更した。にしてもマスターカード、送ってくるのがおそいのではないか。
2006年03月03日 [Fri]
■ 「10日でおぼえるXML入門教室 第2版」
先日、楽天ブックスに頼んだのが届いた。一昨年10月に出た本。仕事の関係でちょっとXMLを勉強しようと思って購入したのだが、4月から仕事が変わることになったので、不要になった。まあ、それでも趣味の分野では生かせるので読んでみると、なかなか詳しくていい本だと思う。入門教室と言いながら、ちゃんとDTDの書き方も説明してある。
以前買ったXSLTの入門書も今回ざっと読み直してみたが、やはり入門レベルのことしか書いてなくて、仕事の役には立たなかった。この本のXSLTに関する記述の方がよく分かった。
■ 「タナトフォビア〜死恐怖症」
11日公開の映画「イーオン・フラックス」の元ネタのアニメをGyaOで配信している。アメリカではMTVで放送したらしい。ストーリーはともかく絵にまったく魅力がない。予告編を見ると、映画のシャーリーズ・セロンは格好いいのに、このアニメのイーオンは単なるオバサン顔。アニメの技術にも見るべきものはなかった。
2006年03月04日 [Sat]
■ ダビング
HDDの残りが10GBを切っていたので、DVDレコーダーに録画した映画をせっせとダビング。10枚焼いた。「灰とダイヤモンド」「ある日どこかで」「乱れる」「THE JUON/呪怨」「裸足の1500マイル」「暗殺の森」「フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白」「マルコヴィッチの穴」と子供が録画したクレヨンしんちゃんを2本の計10本。
HDDには随分余裕ができたが、番組表を見ていたら、見たい映画があったので3本録画予約。DVDが何枚あっても足りませんね。テレビ録画の映画は保存にはあまり向かないのだが、DVD-Rも1枚100円前後になった(100円ショップでも売っている)ので、とりあえず焼いておいて損はないだろう。
2006年03月05日 [Sun]
■ [MOVIE] 「ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女」
C・S・ルイスの傑作ファンタジーを「シュレック」(2001年)のアンドリュー・アダムソン監督で映画化。「シュレック」はおとぎ話をひねった大人向け作品だったが、今回はディズニー製作ということもあって真っ当な子供向け作品である。子供向けとしてはロバート・ロドリゲス「シャークボーイ&マグマガール」などよりはよほど志が高く、刺激は少ないけれども大人が一緒に見に行っても退屈はしない。クリーチャーのデザインはWETA社が担当しているので、敵方の怪物などは「ロード・オブ・ザ・リング」を思わせる。クライマックスの戦闘シーンも「ロード…」風である。大きく異なるのは主人公が子供であることもあって、物語の深みやドラマティックな展開に欠けることだ。原作が子供向けなのでしょうがないのだが、外見をいくら似せようとも「ロード・オブ・ザ・リング」の牙城には大きく及ばない。いや同じ子供向けの「ハリー・ポッター」にも負けているだろう。主役の4人の兄妹にあまり魅力がないとかの問題はあるにせよ、物語の語り口が単調なことが一番の問題で、これはもう少し緩急を付けて見せる工夫が必要だったように思う。当然作られるであろう第2作ではそのあたりを考えてドラマを面白く見せて欲しいと思う。
第2次大戦中のロンドン。ドイツの空襲から逃れてペベンシー家の4人の兄妹は田舎の古い屋敷に預けられる。広大な屋敷の中である日、末っ子のルーシー(ジョージー・ヘンリー)が空き部屋の衣装だんすの中に入ると、そこは不思議な世界につながっていた。雪の降る中、ルーシーは半神半獣のフォーンであるタムナス(ジェームズ・マカヴォイ)と出会う。そこはナルニアと呼ばれる国で白い魔女(ティルダ・スウィントン)の支配によって100年間冬が続いていた。元の世界に帰ったルーシーの話を兄姉は信じなかったが、再び衣装だんすからナルニアに向かったルーシーの後を付けた次男のエドマンド(スキャンダー・ケインズ)はナルニアで白い魔女に出会う。禁断の菓子ターキッシュ・デライト欲しさにエドマンドは白い魔女の要求を聞くことを約束する。白い魔女は4人の兄妹を捕らえることを計画していた。動物や魔女、魔物の住むナルニアには「ふたりのアダムの息子とふたりのイブの娘」、つまり4人の子供たちが白い魔女の支配を終わらせるという伝説があったのだ。長男ピーター(ウィリアム・モーズリー)、長女スーザン(アナ・ポップルウェル)を含めた4人の兄妹はナルニアで白い魔女に対抗することになる。
全7巻の原作は2555年に及ぶナルニアの年代記で、この第1章はそのうち1000年あたりのことを描いているそうだ。だからこの4人の兄妹が全部の作品に出てくるわけではないのだろう。話はこれだけで完結しており、「ロード・オブ・ザ・リング」のように早く続きが見たいという切実な気分にはならない。ディズニーに7作とも映画化する計画があるのかどうかは知らないが、シリーズを考えれば、何か謎を提示しておきたいところではあった。ナルニアの創造主で最初の王であるライオンのアスランに絡む謎を何か残しておけば、第2作以降に興味がつながったのではないか。観客の気持ちを引きつけるものが映画にはあまりない。
言葉をしゃべる動物たちなどVFXはよくできている。ただ、全体的に平凡なレベルにとどまっている感じが拭えないのはオリジナリティーが不足しているからか。視覚的にも物語的にも強烈な印象を残すものが欲しくなってくるのである。
2006年03月06日 [Mon]
■ アカデミー速報メルマガ
WOWOW ONLINEのアカデミー賞のページあったので登録。レースの行方を即時配信するそうだ。携帯とPC向けがあり、WOWOW非加入者でもOK。アカデミー賞の授賞式は今日、午前10時半ごろからの生中継(放送自体は8時50分から)と午後9時から字幕付き録画放送(4時間)がある。12日には1時間半の短縮版が放映されるので、画質を考えれば録画保存するならこれがいい。いや、今夜の分も録画はしますがね。
■ 第78回アカデミー賞授賞式
今年は30分早く始まり1時間早く終わった。司会のジョン・スチュワートが良かったのか、てきぱきと進行。あっさり終了した感じ。主題歌賞のノミネートが今年は3作品しかなかったが、これも授賞式を短くするためだったのではないかと思えてくる。
作品賞の「クラッシュ」には驚いた。スタッフ、キャストも驚いたようで喜び方が尋常じゃなかった。当たり前だろう、予想では「ブロークバック・マウンテン」が主要部門を占めると思われていたのだ。結局、「ブロークバック・マウンテン」は監督、脚色、オリジナル作曲賞の3部門に終わった。「クラッシュ」「キング・コング」「SAYURI」の3本も3部門を受賞しており、賞がばらけた印象。ハリウッドには隠れゲイも多いが、アンチ・ゲイも多いのだろう。
調べてはいないが、作品、監督、主演男女優、助演男女優の計6部門で受賞作品がすべて違ったのはたぶん初めてではないか。
気になったので念のために調べてみたら、第25回(1953年)と第29回(1957年)に次いで3回目だった。それにしても極めて珍しいことに変わりはない。
■ 「新楽天カード」への移行のご案内
やはりというか何というか、楽天カードは現在の有効期限で終了するそうだ。楽天がKCカードを買収した時からこうなるのではと思っていた。今月中に移行手続きをすると、3000ポイントもらえるらしい。プロバイダや携帯電話の支払いに使っているので、現在の楽天カードの解約は移行してからの方がいい。で、さっそく手続き。
もう1枚のMasterカードはきょう新しい有効期限のやつが郵送されてきた。先日、さくらインターネットが「今月末で使えなくなる」と言ってきたカード(4月引き落としなので連絡してきたのだろうが、余計なお世話だったな)。うーん、どうせ届くのなら、決済のカードを楽天カードに変更しなくても良かったんじゃないか。支払いのカードをまた変更をしなくてはいけない。全部まとめて4月から変更しよう。
2006年03月07日 [Tue]
■ 損保ジャパン カスタマーオンライン
会社で自動車の保険証券の内容を知る必要があったので、ここにアクセスしてみた。ネット上で自分の保険証券の内容がわかるという。これは便利と思ったら、登録しなくてはいけない。まあ、それは当然。ただし、登録して送られてきたメールを見たら、「当社より仮パスワードが届きます(数日内)」とあった。これでは役に立ちませんね。仮パスワードはすぐに送ってくれなくちゃ。
■ 「ご注文商品の品切れのお詫び」
楽天の店舗にSONYのICレコーダー、ICD-SX66を注文したら、その店舗からメール。「今回ご注文いただきました商品の在庫が品切れとなり、メ−カ−も現在商品品切れで入荷予定が3月中旬頃との連絡を先ほどいただきました」。
そんなことは分かっていた。SONY STYLEでも入荷待ちになっていたし、この店舗にも3月中旬から下旬に入荷と書いてあったような気がしたが、それは別の店舗だったか。中旬なら十分間に合うし、下旬でも構わない。
しかし、僕が注文するまで分からなかったということはあまり注文がないのか、この機種は。
■ 「X-MEN: THE LAST STAND」予告編
「X-Men III」からタイトルが変わったのか。見てみると、あれあれ、ジーン・グレイ(ファムケ・ヤンセン)がマグニートー(イアン・マッケラン)の陣営にいる。監督がブレット・ラトナーで不安があるとはいえ、予告編だけみると、面白そうだな。
2006年03月08日 [Wed]
■ 出荷のお知らせ
楽天の店舗からメール。ICD-SX66、1日で入ったのか。全然、中旬じゃないですね。9日には届くという。ま、早いに越したことはない。
■ 情報アイテム
リマインダーを探していて、スケジュール管理ソフトをいろいろ見てみたが、なかなかしっくり来るものがない。秀丸メールにはリマインダー機能はないんだよなあと思いつつ、サポートフォーラムを検索してみたら、情報アイテムに関するスレッドが出てきた。
これ、秀丸メールのヘルプには記述がない。詳細は情報アイテムの利用法のスレッドを読むと分かる。秀丸メールで宛先(to)に@.itemと書いて、送信ボタンか草稿に保存ボタンを押すと、その新規作成メールが情報アイテムとして保存できる。これは何かと言うと、メモとして使えるのだという。元々、メールなのでファイルも添付して保存しておける。秀丸メールの強力な検索機能も使える。情報管理にぴったりというわけ。
リマインダーとは関係ないが、確かにそういう使い方も便利かなと思う。僕にはあまり使い道が思い浮かびませんけどね。
2006年03月09日 [Thu]
■ ICD-SX66
帰宅したら届いていた。さっそくいろいろ触る。説明書を読まないと、操作の仕方がまるで分からない。ようやく分かったところで、パソコンにDigital Voice Editor 2をインストール。USBで接続してみると、いやあ、このソフトの方がよほど分かりやすい。
パソコンで聞いた方が音量は大きくできるし、電池の節約にもなる。パソコンからレコーダーの中のファイルも消せる。何よりもまずファイルを探しやすい。録音した日時が表示されるので、ビジュアルに音を探せる強みがありますね。用件を聞くときはたいていパソコンで原稿書いている時なので、録音したファイルはパソコンに移すに限る。ICレコーダーの便利さというのはこういうところにあるんだなあ、と感心。
録音モードはST(ステレオ標準)、STLP(ステレオ長時間)、SP(モノラル標準)、LP(モノラル長時間)の4種類。STは音楽を録音する時に使うらしい。普段はSTLPかSPで十分だろう。メモリーは512MBなのでSTLPで45時間30分、SPで72時間5分の録音ができるが、電池(単4乾電池2個)の持ちはSTLPで14時間、SPで16時間。普段から予備の電池を持ち歩いていた方が安心かもしれない。
このICレコーダーはパソコン内のMP3ファイルを移すこともできるが、音楽を聞く用途は携帯でまかなえるので、まず使わないでしょうね。特にスピーカーがいいわけでもないし。
2006年03月10日 [Fri]
■ Yahoo!のnotepad
今までほとんど使ったことがなかったが、ちょっと何かを書いておくのに便利。日記に使うアイデアとか、書きかけのプログラムとか。自宅でも職場でも参照できる。ファイル名が1行目の書き出しの部分になるのも後から見る時に分かりやすい。
自動でファイル名を付けて保存するソフトとしては「紙2001」があるが、そういうソフトを使うまでもなく、秀丸のマクロでも同じようなことはできる。と思って、以前、作ってみたことがあったが、書き出しの部分をファイル名にすると、ファイル名に使えない文字が含まれている場合の処理がけっこう面倒だった。使えないのは「><\|?*;:"",'」とタブなど。
そこで日付をファイル名にすることにした。余計な機能を省いて簡略化すると、以下のようなマクロになる。同じ日付のメモがあった場合には最後に_1、_2、_3とナンバーを振っていく。
/////メモ書きマクロ簡略版 memowriter.mac //設定 メモを保存するフォルダ $dir = "d:\\memo"; //設定終了/////////////////// if(basename == ""){ $basename = year + month + day; call autosavesub; endmacro; } //ファイル自動保存サブルーチン autosavesub: #filenumber = 0; $filename = $dir + "\\" + $basename + ".txt"; while(existfile($filename)){ #filenumber = #filenumber + 1; $filenumber = str(#filenumber); $filename = $dir + "\\" + $basename + "_" + $filenumber + ".txt"; } saveas $filename; return;
まあ、しかし、内容がファイル名になった方が分かりやすいな。Yahoo!のnotepadは同じファイル名でも保存できる(つまり1行目の書き出しが同じで、同じ名前になっても別ファイルとして保存できる)ので、別ファイル名で保存しながら表示自体は書き出し部分にするというような処理を行っているのではないかと思う。
2006年03月11日 [Sat]
■ [MOVIE] 「力道山」
「史実に独自の解釈を加えた」と映画の最後に字幕が出る。監督のソン・ヘソンによれば、「ある意味、完成した作品のほとんどはフィクション」という。フィクションにせざるを得なかったのは力道山にダークな面があるからだろう。映画にはヤクザとの関係も描かれ、力道山を全面的に美化しているわけではないが、この男の原動力がどこにあったのか明確には見えてこない。いや、描いていないと言うべきか。朝鮮半島に生まれながら、日本人として振る舞ったこの昭和のヒーローが求めたものは単に金や名声、成功という世俗的なものではなかったのかと思う(僕には「空手バカ一代」に登場する力道山の卑屈なイメージがあるから、こう思えるのかもしれない)。関取時代に言う「横綱になって思い切り笑いたい」という言葉が本音なら、プロレス団体設立時に言う「敗戦でショックを受けた日本人に誇りを取り戻させたい」という言葉は立て前で、この対極的な2つの言葉の間で映画は揺れ動く。2時間29分を費やしても力道山の本当の姿が見えてこないと感じるのはキャラクターの造型にぶれがあるからだと思う。そのぶれはヒーローという偶像を破壊するか、維持するかのぶれでもあり、映画の興行を考えた上でのぶれでもあるのだろう。体重を20キロ増やしたソル・ギョングの演技に対する真摯な取り組みは尊敬に値するし、中谷美紀、藤竜也も好演していて力作になっているが、根本的なところで物足りない思いが残る。
映画は力道山が関取時代の1944年から赤坂のクラブで刺されて死ぬ1963年までを描く。関取時代の力道山は朝鮮人ということで差別され、先輩から過酷ないじめに遭う。ある日、先輩の財布を盗んだ疑いがかけられ、刑事に追われて銃を突きつけられる。部屋の後見人である会長(藤竜也)に対して力道山は「私は相撲がしたいだけです」と叫び、会長の援助を受けるようになる。これは実は先輩を力で服従させた力道山が仕組んだ芝居だった。このシーンを見て、映画を見る前に持っていた「力道山を美化しただけの映画ではないか」という危惧はなくなった。この路線で通せば、映画はもっとすっきりしたものになっただろう。朝鮮人差別から逃れるために手段を選ばずにのし上がっていく男。それは非難されることではない。力道山は相撲協会の理事会にもある差別意識によって関脇になれなかったことから相撲に見切りを付ける。荒れた生活を送っていた時にハロルド坂田(武藤敬司)に出会い、プロレスに転向する。会長の援助でアメリカに修行に行き、帰国後、日本プロレスを設立。シャープ兄弟との対戦で大衆の熱狂的な支持を集めるようになる。
キャラクターにぶれを感じるのはプロレス転向後の描写にある。ここで力道山の意図が見えなくなるのだ。世界最強の男を目指したのか、単に金儲けをしたかったのか。死ぬまで朝鮮人であることをカミングアウトしなかった力道山には、差別されることへの恐れがあったと想像できる。体格の大きいアメリカのレスラーを倒すことで、日本のヒーローとなった人物が日本人でないということが分かれば、大衆のヒーローとして成立しにくくなる。それはプロレス興行にも影響を及ぼしただろう。そのあたりの計算はなかったのか。映画は力道山に「日本でも韓国でもない。俺は世界人だ」というセリフを言わせているのだが、そのセリフを言わねばならなかった力道山の真意について映画は深く言及しない。差別は前半で描かれているのだけれど、後半までその路線で統一した方が分かりやすくなったと思う。いや、差別ではなく、貧しさからの脱却であってもいい。人の行動を規定するものを深く描いた方が良かったのではないか。
日本人の俳優が多数出ていることもあって、日本の描写に何ら違和感はない。ソル・ギョングのしゃべる日本語は多少ぎくしゃくしているが、許容の範囲内。それだけに後半のやや深みに欠ける展開が惜しまれるのだ。
2006年03月12日 [Sun]
■ RFC2822
RFC2822はInternet Message Formatについての標準仕様。原文、対訳。
これによると、メールの1行の長さはCRLF(改行)を除いて998文字以下でなければならず、78文字であることが望ましい。メールソフト(例えば、秀丸メール、Mozilla Thunderbird、Sylpheed)で72文字が標準になっているのはこれは守りつつ、それ以下の文字数に収めるためか。Sendmailが986文字で改行コードを入れるのもこの仕様に沿っているのだろう。
■ 紙の書類
異動が近いので、会社の机の中の整理を始めた。今の職場には4年間いるので、相当に書類がたまっている。もう、不要なものがほとんど。せっせとシュレッダーにかける。1時間ほどやったが、まだまだ終わらない。紙の書類はさっさとPDFにしとけば良かったな。
2006年03月13日 [Mon]
■ Namazu 2.0.16 リリース
Directory Traversal 問題のバグフィックス・リリース。UNIX系OSの場合はあまり心配しなくてもいいらしいが、とりあえずバージョンアップしておいた方が良さそうだ。pnamazuも影響を受けるのか。pnamazuのバージョンアップは久しぶりだ。
■ ACEGENE Business Bag
4月からの仕事に備えてバッグが欲しくなった。楽天を探したら、安いのから驚くほど高いのまでそろっているが、その中で気に入ったのがACEGENEシリーズ。カバンのエースが出している。この中ではUltra LightかBullet Proofがいいと思う。欲しいのはショルダーバッグなので、Bullet Proofの方に傾いている。Ultra Lightの軽さ(金具を廃し、マグネシウム素材やプラスティックを使っている)は大いに魅力だが、カバンを持って長時間歩くわけではない。それにスーツにネクタイなら似合うだろうが、ラフな格好になると、ちょっと大げさに感じる。
どうせ暑くなったらネクタイは外すのだし、ショルダーバッグにしておこうか。その方が安いし。
2006年03月14日 [Tue]
■ mixiの日記更新ページ
tDiary支援マクロを書き換えて、mixi対応にした。要するに秀丸で書いた日記をコピーして、mixiの日記更新ページを表示するだけのマクロ。ページを表示した後に貼り付ければいい。mixiの日記更新ページのソースを見ると、
<form action=add_diary.pl method=post> <input type="hidden" name="id" value="xxxxxxxx"> <input type=hidden name=a value=b> <input type=submit value=" 日 記 を 書 く " STYLE=color:#F7F0E6;background-color:#605048;border:1 solid #877065> </form>
となっている。value="xxxxxxxx"の部分には自分のID(数字)が入る。methodがpostなので、URLには出てこないが、getでも大丈夫。つまり、http://mixi.jp/add_diary.pl?id=xxxxxxxx&a=bでアクセスすれば、自分の日記更新ページを表示できる。最後の&a=bはなくても大丈夫のようだ。もちろん、自動ログインに設定しておかないと、ログインページに飛ばされるだろう。
フォームの中に文章を書くのは苦手なので、ついつい秀丸で書いてしまう。URLの挿入とか、間違い部分の修正とか、その方が便利なのだ。
■ 竹岡塾
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で放送された。英語講師の竹岡広信さんは「ドラゴン桜」のモデルなのだそうだ。この番組、めちゃくちゃ面白かった。
僕は途中から見たのだが、要約すると、竹岡さんは京都大学時代にアルバイトで塾の講師を務めた。3年間、単語を丸暗記させ、1,000の構文を覚えさせて熱心に教え、生徒からも感謝されたが、受験で男子生徒は全員落第。そこからなぜ、が始まる。工学部を卒業してエンジニアになるはずが、文学部に入り直して塾の講師を続け、やがて大学は休学する。答えが見つからずにパチンコ店に入り浸りになり、自暴自棄の20代を過ごしたが、ある日、競馬好きのおっちゃんに出会い、その豊富な競馬の知識に触れて、はっと気がつく。好きだからこそ、知識が身につくのではないか。それから教え方を根本的に改めたという。
知識を詰め込むのではなく、自分で知ろうとする姿勢を教える。興味を持たせる。これは学校の教育でも同じことではないのか。番組の司会者が「竹岡さんはずっと、世間に答えを求めていたんですよね」と言い、「いつも考えていなかったら、聞き逃していたかもしれない」と竹岡さんも言った。その通りで、人間、一つの物事を考えて考えて考え抜いた時にふっと解答が浮かぶものなのである。天才のひらめきというのはそういう風に生まれるのではないかと思う。1%のインスピレーションを生むには99%のパースピレーションがやはり必要なのだ。
2006年03月15日 [Wed]
■ Namazu2.0.16をインストール
pnamazuも久しぶり(3年3カ月ぶり)に差し替えた。どちらも順調に動いているようだ。
■ [MOVIE] 「エミリー・ローズ」
京極堂の力がいるな、と思う。憑物を落とすには京極堂が一番である。日本の狐憑きと同じように西欧の悪魔憑きも精神的な病の一つだろう。昔の人は病名が分からなかったので、狐憑きとか悪魔憑きとか言ったにすぎないのだと思う。この映画は旧西ドイツで1970年代にあった実際の事件をモデルにしている。神父から悪魔祓い(エクソシズム)を受けた女子大生が衰弱死する。その神父が罪に問われ、裁判でまともに悪魔憑きを論じるというのがもう、言うべき言葉をなくす。悪魔がいるとかいないとかの議論は日本人(というか非キリスト教徒)には関係ない世界の話のように思う。精神病の薬をやめさせたことで症状が悪化したという検察側の主張の方にいちいち納得させられるのだが、それでは映画として面白くないと思ったのか、神父の弁護士(ローラ・リニー)の身辺にも奇怪な現象が起きる。これが極めて控えめな怪異なので、ホラーにはなっていない。ホラーなら徹底的にホラー、裁判劇なら裁判劇に徹した方が良かったのではないか。この映画の結論はどっちつかずで面白みに欠けるのだ。映画自体は丁寧な作りだし、弁護士役のローラ・リニーも颯爽としていていいのだけれど、地味な印象は拭えず、平凡な出来に終わっている。題材へのアプローチの仕方が凡庸なのである。
奨学金を受けて大学に行くことになったエミリー・ローズ(ジェニファー・カーペンター)はある晩、午前3時に焦げ臭いにおいで目が覚める。エミリーは激しい痙攣と幻覚に襲われる。その症状は次第に悪化し、クラスメートの目が黒く溶けたり、通行人の顔が恐ろしい形相に変わったりする。入院しても症状はひどくなるばかり。自宅で静養することになったエミリーと家族はムーア神父(トム・ウィルキンソン)に悪魔祓いを依頼する。しかし、それは失敗。エミリーは変わり果てた姿で死んでしまう。自然死ではなかったことから、ムーア神父は逮捕され、その弁護を女性弁護士のエリン・ブルナー(ローラ・リニー)が担当することになる。
エリンが弁護を引き受けたのは名声と事務所の肩書きが欲しかったからだ。たとえ有罪であっても無罪を勝ち取る戦略なので、最初は神父に証言させないつもりだったが、「この裁判には闇の力が働いている」という神父の言葉通りにエリンの周囲にも奇怪な出来事が起こるようになり、エリンは考えを改め、神父に証言させることにする。そこからエミリーの悪魔祓いの実際が明らかになっていく。
証言によって事件のさまざまな様相が明らかになる構成について監督のスコット・デリクソンは黒沢明「羅生門」の影響と語っている。それならば、「羅生門」で死んだキャラクターを霊媒が呼び出して証言させたようにエミリー自身の証言も欲しかったところではある。エミリーに証言させるつもりが実は悪魔を呼び出してしまって、とかいう展開にすると、大きくホラーの方に傾くことになっただろう。そういう破天荒な展開を脚本に盛り込めなかったのは想像力の限界ということか。あるいは監督が本気で悪魔が存在するかどうかを議論したかったのか。いずれにしても、もう少しスーパーナチュラルな要素を増やした方が映画は面白くなったと思う。
ちなみにエミリーが霧の中を歩くシーンも同じく黒沢の「蜘蛛巣城」を参考にしたそうだ。映像の作りについては不備なところは見あたらないが、際だってうまいわけでもない。裁判の判事役で久しぶりのメアリー・ベス・ハートが出ていた。
2006年03月16日 [Thu]
■ [MOVIE] 「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」
ジョニー・キャッシュ(ホアキン・フェニックス)やジェリー・リー・ルイス(ウェイロン・マロイ・ペリン)やバンドのメンバーが朝から酔っぱらっているのを見てあきれたジューン・カーター(リース・ウィザースプーン)が「まっすぐに歩けない男たちばかりね」と怒る。それでジョニーは「君のために真っ直ぐ歩く」と訴える「アイ・ウォーク・ザ・ライン」という歌を作る。少女時代からステージに立ったジューンの歌をジョニーは少年時代からラジオで聴いていた。手の届かない世界にいると思っていた憧れの女性と同じステージに立ち、一緒にツアーに出るようになって、ジョニーはジューンへの距離を徐々に縮めていく。酒場で初めて心を通わせる場面など2人の関係を描くシーンがとてもいい。ジューンは2度結婚に失敗し、ジョニーも既に結婚していたので、なかなか恋人同士にはなれないのだが、この映画、ジョニー・キャッシュの生涯をジューンとの関係に重点を置いてラブストーリーとして映画化したのが成功の要因だと思う。素敵なラブストーリーになっている。
何よりホアキン・フェニックスとリース・ウィザースプーンの歌のうまさには驚くばかり。「キューティ・ブロンド」(2001年)のようなコメディのキャラクターの要素を残しつつ、シングルマザーの歌手を見事に演じてウィザースプーンはアカデミー主演女優賞を受賞したが、ホアキン・フェニックスも主演男優賞を取ってもおかしくない演技。残念ながら受賞は逸したけれど、ひたすら真面目に取り組んだ様子が手に取るように分かる演技である。フェニックス、かなりの演技の虫なのではないかと思う。
「悪魔は出来のいい子を奪った」。アーカンソーの貧しい家で飲んだくれの父親が嘆く。ジョニーの兄のジャックは1ドルを稼ぐために行っていた電動ノコギリ作業中の事故で死んでしまう。仲の良かった兄の死と父親の残酷な言葉がジョニーのトラウマになったのも無理はないと思える(考えてみれば、ホアキン・フェニックスもまた兄リバーを亡くしているのだった)。序盤のジェームズ・マンゴールド監督の演出は無駄な部分がなく的確で、ここで観客のハートをしっかりとつかんだ後、楽しすぎる歌のシーンが続いて前半は100点満点の映画と思った。もう2人の歌が素晴らしすぎて、サントラが欲しくなってくる。後半、ドラッグ(アンフェタミン)に溺れるあたりが「Ray/レイ」との類似性もあって損をしているし、ブルーな気分にもなるのだが、実際にあったことなのだから仕方がない。ジョニーのドラッグをやめさせようと、ジューンが協力して、さらに二人の愛は深まっていくことになり、ステージ上でのプロポーズという幸福なラストシーンにつながっていく。
少年時代から描いていることと、肉親の死やドラッグの描写があることで、どうしても「Ray/レイ」と比較したくなるのだが、僕はジェイミー・フォックスがレイ・チャールズに人工的に似せようとした「Ray/レイ」には窮屈さを感じた。「ウォーク・ザ・ライン」にはもっと大らかな感じがあり、主演2人の好感度の高さが映画の印象を心地よいものにしている。ジョニーがドラッグから立ち直る描写は人の再生を示して説得力があり、「Ray/レイ」よりもうまいと思う。
2006年03月17日 [Fri]
■ Just Right!2
ジャストシステムが昨日発売した文書校正ソフトの新バージョン。「メールやブログにも使える」というコピーにおっと思ったが、メールやブログの文章をソフトで校正する人がどれほどいることか。企業向けのソフトなのでしょうね。
同じような機能は一太郎にもある。というか、その機能を独立させたのがこれなのか。あるいはこの機能を一太郎にも取り入れているのか。一太郎で文書校正を実行してみると、かゆいところに手が届きすぎて逆にうるさい。固有名詞にはルビをふれとか、である調なのに「だ」で終わっているとか、辞書にない言葉だとか。普段書く文章には使いませんね。
上の文章を校正してみたら、14個の訂正箇所が指摘された。ははは。
Just Right!2のいいところは他のアプリケーションでも使えることだが、アドインできる対象アプリはWordやIEなど限られている。使うなら、ATOKと連携して使った方が良さそうだ。
■ [MOVIE] 「シリアナ」
「トラフィック」の脚本家スティーブン・ギャガンが中東とアメリカの石油コネクションをえぐるジャーナリスティックなサスペンス。アメリカの石油資本が中東にどうかかわり、CIAがどんなことをしているかを「トラフィック」同様に多数の登場人物のさまざまな視点から描く。シリアナとはイラン、イラク、シリアからなる、アメリカの利益にかなう新しい国を指す業界用語だそうだ。話が見えない前半は決してうまくいっているとは言えないのだが、後半、話がつながり、全体が見えてくると、面白くなる。少なくとも今に通用する内容なので、「ミュンヘン」や「ジャーヘッド」に感じたジャーナリスティックな側面の欠落という不満はない。問題は題材を面白く見せる技術がギャガンにはまだ不足していることだろう。面白さにおいて同じ手法の「トラフィック」に及ばないのはスティーブン・ソダーバーグとギャガンの演出力の差と言える。
イラク戦争がアメリカの石油利権のためだったということがはっきりした現在では、映画の内容そのものに目新しい部分がそれほどあるわけではないが、こういう社会派的スタンスの映画が作れるアメリカ映画はまだ捨てたものではないと思う。少なくとも社会派映画が撮れなくなった(撮れる才能がいなくなった)日本映画よりは数倍ましだろう。ただし、これはメジャーの映画会社(ワーナー・ブラザース)が作った点で、内容が本当に米政府に差し障りのあるものではないということも分かる。マイケル・ムーア「華氏911」のようにブッシュ大統領を具体的に批判する映画だったら、メジャーではとても作れないだろう。それでもなおこうした映画には大いに価値があり、リサーチを重ねて脚本を書くギャガンの姿勢はとても好ましい。
登場人物は多いが、物語の中心となるのは4人の視点である。CIA工作員のボブ・バーンズ(ジョージ・クルーニー)、エネルギー・アナリストのブライアン・ウッドマン(マット・デイモン)、大手法律事務所の弁護士ベネット・ホリデイ(ジェフリー・ライト)、パキスタンからの出稼ぎ労働者ワシーム(マザール・ムニール)の4人。舞台となる中東の産油国はサウジアラビアがモデルという。物語はこの国が採油権をアメリカのコネックス社から中国企業に変更したことが発端。民主化を目指すナシール王子(アレクサンダー・シディグ)が行ったことで、ナシール王子の民主化路線は親米路線とは異なったことからコネックス社とCIAが動き出す。CIAはナシールの暗殺を計画。それを命令されたのが中東で長年、潜入工作を続けているバーンズだった。コネックス社は利権を求めて新興の石油会社キリーン社との合併に乗り出す。有利な条件で合併を果たすため、ベネットにキリーン社の不正を探すよう指示する。ウッドマンは国王の催したパーティーに呼ばれ、息子をプールの事故で亡くす。責任を感じたナシール王子と親しくなり、コンサルタントに取り立てられる。ワシームはコネックス社の油田で働いていたが、採油権が移ったことで解雇され、イスラムの神学校に入る。それはテロリストを養成する学校だった。
物語の骨格はナシール王子の動向にある。親米路線を続けていたなら、命を狙われることもなかっただろう。物語全体から見えてくるのは米政府が資本の言いなりであること。「華氏911」でブッシュは「富める者とさらに富める者の味方」であることを明言していたが、その内容通りの映画なわけである。物語でこうしたことが言いたかったのならば、話の構成はもっとシンプルにできたはずで、視点がたくさんあるために分かりにくいわけだから、バーンズかウッドマンにもっと比重を置いて、どちらかをしっかりした主人公にした方がすっきりしたと思う。物語のうねりや強いエモーションが加われば、この映画は最強になっていただろう。
ジョージ・クルーニーは長年、CIAのために尽くしながら、まずいことが起きると、簡単に切り捨てられる男を好演していて、アカデミー助演男優賞受賞も納得できる。ついでに言えば、授賞式で感謝の言葉を並べ立てるだけのスピーチをしなかったクルーニーのあいさつは受賞者の中では一番良かった。
イラクはごたごたしているとはいえ、何とか親米路線の政権は樹立できた。アメリカの次の標的はイランらしい。イラクにイランからの武器が流れていたというブッシュの発言を見ると、また数年以内にイランとの戦争を始めるのではないかと思えてくる。アメリカ政府は本気でシリアナを作ろうとしているのではないか。
2006年03月19日 [Sun]
■ 日本6-0韓国
7回の攻撃がすべて。代わった投手が打たれて、韓国は悔しいだろうな。リーグでは勝ってもトーナメントは負けたら終わり。首の皮1枚でつながった日本が勝ったのは皮肉だ。
決勝の相手キューバはアマチュアでは世界一。プロとの違いを見せてたたきつぶして欲しいところ。松坂なら大量点は取られないだろう。打線も上向きだし、勝機は十分なのではないか。
2006年03月20日 [Mon]
■ goo地図
無料の地図サービスはいろいろあるが、これが一番優秀ではないかと思う。Flashなのでスクロールがスムーズだし、拡大率も大きい。元のデータはゼンリンデータコムのものを使っていて、Its-mo Naviと同じ操作感。ルートガイドも利用できる。反応が鈍いのが難点だけれど、無料であることを考えれば、しょうがないだろう。
Its-mo Naviは常に最新データで表示できるのが便利。僕の車のカーナビはDVDがもう5年前のものなので、新しい道路ができたりすると、ルートガイドに信用がおけなくなる。カーナビもインターネットで最新データを利用できるようにしてほしいところ。ウィルコムあたりの定額料金制度はこういう部分に活用できないのかなと思う。
2006年03月21日 [Tue]
■ SonicStage 3.4
Vaioアップデートで通知があったので、ダウンロード&インストール。ATRACの192kbpsで転送が可能になったとか、ライン入力(デジタル)で録音した曲がWAV形式で保存できるとか、ミュージックコミュニティとYahoo!ミュージックダウンロードを利用できるようになったとかが更新内容。
ATRACをWAV形式への変更もできるようになったとあるが、ダウンロードで購入した曲はできない。これができるようになると、ダウンロード購入を考えてもいいんですけどね。著作権保護の点で難しいのだろう。
2006年03月22日 [Wed]
■ 250GB HDD
買ってくる。ヤマダ電機のポイントがたまっていたので、支払ったのは600円ほど。IDEのHDDなら何度も増設しているが、Serial ATAのHDDを増設するのは初めて。ガワを開け、HDDのボックスを取り外したら、どこにケーブルが刺さっていたのか、分からなくなり、焦る。マニュアルにはケーブルの差し込み口など書いてないんですよね。
なんとか、ここだろうと思って差したらささった。パソコンは無事起動。しかし、買ったHDDにはケーブルが付属していず、パソコン側にもないのに気づいた(よくあるパターン)。泣けてくるなあ。明日、買いに行こう。パッケージに「ケーブルは付属していない」と明記しておいてほしいものだ。
こうした内蔵HDD、ヤマダ電機には自作コーナーにしか置いてなかった。本当は300GBが欲しかったのだが、それもなかった。最近は外付けが主流なんでしょうね。外付けの方が簡単だけど、パソコンの周囲が狭くなったり、電源が必要だったりするのが嫌だ。
内蔵HDDはもう1台分、スペースがあるので、そのうち増設しよう。開いているスロットやスペースはすべて埋めたくなるたちなので。
2006年03月23日 [Thu]
■ SerialATAケーブル
買ってきた。50センチの長さで1050円。まあ、そんなものか。さっそく昨日買ったHDDをつなぐ。うまくささったが、抜けなくなった。いいのか、これで。
パソコンの電源を入れると、新しいハードウェアの接続ウィザードが始まった。無事に認識したらしい。コントロールパネルの管理ツール−記憶域−ディスクの管理を選び、新しく接続したHDDの上で右クリック。説明書には新しいパーティションの作成を選べと書いてあるが、そんなものは出てこない。新しいボリュームの作成を選んでNTFSでフォーマット。終わったら、ダイナミックディスクになっている*1。
うーむ、ベーシックディスクの方が良かったのだが、とりあえず、ファイルの書き込み、読み込みは正常に行える。DVDのファイルを移動して、再生してみてもOK。動いているのでまあ、いいでしょう。
*1 ウィザードの途中で「アップグレードするディスクを選んでください」の質問が出る。そこで対象のディスクにチェックを入れると、ダイナミックディスクになるそうだ。なぜ、詳しく書かないのだろう。MSはダイナミックディスクを推奨しているのか?
2006年03月24日 [Fri]
■ 引っ越し見積もり
日通の担当者が来る。こちらの希望は1日引っ越しだが、既に予約で身動きが取れない状態という。ああそうですか、それなら仕方がないですよね、とは言わず、こちらにも都合があるので粘る。交渉の結果、31日に荷物を積み出し、1日に引っ越し先に届けるということになった。
単身赴任なので運ぶ荷物は少ない。新しく購入した電化製品はすべてヤマダ電機が運ぶのだから、それぐらいなんとかしろよなと思う。ま、31日積み出しでもこちらは構わない。と思ったが、考えてみれば、デスクトップパソコンも持って行かれるのか。ノートパソコンの方にさっさとデータを移し替えておこう。荷造り用の段ボール箱はあす持ってくるそうだ。
2006年03月26日 [Sun]
■ backup_mixi
Windows環境でも使えるが、元がRubyなのでサーバー上でも動いた。サーバーに置く場合はpublic_htmlの上に置いた方が無難。出力するファイルをpublic_html内に設定しておくと、mixiに入っていない人でもmixi日記が読める。ま、mixiの日記はmixiで読むのが本筋でしょうが。このツールはあくまでバックアップ用と考え、ローカルで使った方がいいのでしょう。
■ ハンガーボックス
日通が昨日置いていった洋服掛け。折り目が堅くて、組み立て方でちょっと迷った。2個あったので、スーツやブルゾンを入れる。クローゼットの洋服を整理していたら、今年全然着なかったブルゾンやトレーナーが見つかる。たまにはクローゼットも整理しないといけませんね。
■ 「女王の教室 エピソード2 悪魔降臨」
録画しておいたのをようやく見た。「エピソード1 堕天使」は新任時代の阿久津真矢(天海祐希)の白い洋服がグレーに変わるまで、今回はグレーからテレビシリーズで着ていた黒に変わるまでが描かれる。視覚的に分かりやすい構成だが、脚本の遊川和彦としてはそうした外見的な変化に真矢の心境の変化を象徴させるために、新任時代から始めたのかもしれない。白の時代であるエピソード1の方は教室を離れた真矢の私生活の部分が多くて間延びした感じを受けたが、エピソード2は教室に終始し、パターンにはまった面白さがあった。
いや、もちろん、技術的な面ではいくらでも傷がある。真矢が鬼教師になった事情を描くというスペシャル版の趣旨によって、テレビシリーズでの三人称は一人称に変わらざるを得ず、そのために真矢の口からまともなセリフがたくさん出てくることになる。セリフで物語を説明していくというのはテレビドラマの宿命なのかもしれないが、映画の手法に比べると物足りなく思えてくるのである。過剰な演技やデフォルメした描写の半面で描写すべきところをしていない部分もあった。
それでも面白く思ったのは言っていることが真っ当だからだろう。教室を牛耳る少年が父親の権力によって守られているという構図は、小さな町や組織を牛耳るあくどいボスと同等で、ドラマにおける教室と学校の在り方は社会の縮図と言える。我慢して我慢して爆発するという展開や、少年が実は死んだ優秀な兄に対してコンプレックスを持っており、父親からも本当に認めてもらってはいないというのはよくあるパターンである。こういう部分を詳しく描けば、単なるパターンとは思われないのだろうが、このドラマは少年が中心ではなく、真矢が中心なので、仕方がないかなと思う。それにこういうパターンはけっこう大衆性があるものであり、人はパターンで心を動かされる場合もあるのだ。新しい部分はないけれど、そうした過去のパターンの寄せ集めであっても、しっかりした主人公を置けば、パターンのメリットが出てくるのだなと思う。
2006年03月27日 [Mon]
■ 「トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男」
映画配給会社のアップリンクからメール。「弊社配給の音楽ドキュメンタリー映画、『トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男』の映画情報を取り上げていただきたく、ご連絡さしあげました」とのこと。うちのページは映画紹介はやっていないので、とりあえず公式サイトへのリンクのみしておきましょう。
以下、メールからの引用。
「トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男」はアトランティック・レコードなどでサウンド・エンジニア、プロューサ−として活躍したトム・ダウドにスポットをあてた映画です。
エリック・クラプトンとデュアン・オールマンの出会い、「いとしのレイラ」が生まれた秘話、レイ・チャールズやフィル・ラモーンをはじめとするアーティストや関係者たちの貴重な証言、懐かしのライヴ映像などを交えながら、彼の人生に迫っていきます。またレコーディング技術の変遷も肌で感じられる映画となっています。
公開は4月1日(土)、アップリンクXでの上映となります。
映画を見た後に自分のブログでトラックバックすることを条件に料金を1,200円に割り引くサービスがあるそうだ。詳細は公式サイトへ。
2006年03月28日 [Tue]
■ CDの自動実行
音楽CDを入れても自動実行のダイアログが出なくなった。ソフトウェアの問題かと思ったが、何をやってもダメ。しょうがないので、ドライブに CD-ROM を挿入しても自動実行または自動再生機能が動作しないを参考にレジストリを書き換える。再起動してCDを入れたら、無事にダイアログが出るようになった。
ふむ。なぜ、レジストリが書き換わったのだろう。昼間、USBメモリーを入れた時にPhotoshp Elementsの起動をキャンセルしたけど、それが原因か。でもUSBメモリーとCDは違うしなあ。よく分からないが、とりあえず回復したのでいいでしょう。
■ [MOVIE] 「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」
「ハウルの動く城」「ティム・バートンのコープス・ブライド」を抑えてアカデミー長編アニメーション賞を受賞したクレイ(粘土)アニメ。野菜畑を荒らすウサギに対抗する発明家ウォレスと愛犬グルミットの活躍を描く。と、簡単にストーリーは要約できず、途中で狼男や「ザ・フライ」を思わせる展開になる。ウサギ吸引装置の場面などにCGも使っているが、そこもクレイ・アニメの雰囲気に似せて作ったそうだ。イギリスのスタッフらしく、細かいギャグやサスペンスタッチも取り入れて粋な仕上がりである。ただし、あくまでも子供向け。随所にある過去の映画の引用やパロディ的な描写も子供に分かる程度の内容になっている。その品の良さがアカデミーでは好まれたのかもしれない。あまのじゃくなファンとしては、長編よりも5分か10分ぐらいの短編をたくさん見た方が満足感が高いのではないかと思ってしまう。短編の方が向いている題材ではないかと思うのだ。
巨大野菜コンテストが間近に迫った町で、ウォレスとグルミットは害獣駆除隊「アンチ・ペスト」として畑を守っていた。いたずらウサギを捕まえて、被害を防ぎ、新聞の一面を飾る。それを見たコンテストの主催者レディ・トッティントンから連絡が入り、ウォレスとグルミットはトッティントンの畑にいた大量のウサギを吸引装置で駆除する。捕まえたウサギは地下室で飼っていたが、ウォレスは自分が発明した装置を使って、ウサギを野菜嫌いにしようとする。チーズ好き、野菜嫌いの自分の思考をウサギの脳に送って野菜嫌いにする計画。しかし満月の光も借りて行った実験は失敗に終わる。ある夜、巨大なウサギが畑を荒らす事件が発生。再びかり出されたウォレスとグルミットは先日の実験に使ったハッチと名付けたウサギが巨大化しているのを発見する。ここからのストーリーにはちょっとしたヒネリがある。ヒネリはあるが、ヒネった先は定跡を踏んだ展開で、想像はつく。
いたずらウサギたちの描写は「グレムリン」風で、そこから狼男や「ジキル博士とハイド氏」を思わせる展開になり、最後は「キング・コング」風になる。ウォレスとグルミットに対抗する役柄としてウサギを銃で駆除しようとするハンターのヴィクターとその愛犬フィリップが登場し、生き物を殺さないウォレスとグルミットの人のいいキャラクターを強調しているのが品の良さにつながっている。物語にヒネリはあるが、キャラクターは(少しぐうたらなところはあるけれども)品行方正なのである。そこが映画の心地よさでもあるので、否定はしない。
「ウォレスとグルミット」は時々、カートゥーン・ネットワークで放送している。あれは1分のシリーズなのか、それともアカデミー賞を受賞した短編の方なのか、じっくり見ていないので分からないが、発明家なのにちょっと抜けているウォレスとしっかりしたグルミットの関係はなんとなくチャーリー・ブラウンとスヌーピーの関係を思わせて微笑ましい。日本語吹き替え版はウォレスを萩本欽一、トッティントンを飯島直子が担当。ちょっと違うかなと思ったが、見ているうちに違和感はなくなった。飯島直子には実写映画にも出てほしいものだ。
2006年03月30日 [Thu]
■ 日記CGIのバグ
原田眞人監督の日記が過去にさかのぼれなくなっている。これはそういう方針なのかと思ったが、このCGIスクリプトの配布サイトappleple CGI Gardenの掲示板によると、日記の一番下が1日の日付になると過去にさかのぼれないバグがあるそうだ。変わったバグだが、日付処理の仕方に問題があるらしい。最近は更新されていないスクリプトなので、別のブログに差し替えた方がいいのではないかと思う。
■ diary_index.htmlを書き換え
backup_mixiで出力されるdiary_index.htmlのリンク先はバックアップしたローカルのファイルになっている。これをなでしこで書き換えてmixiの日記にジャンプするようにしてみた。こんな感じに出力する→hiro's mixi diary。リンク先はmixiの日記なので、mixiに入っていないと、mixiのトップページに飛ばされる。
ついでにFTPでアップロードする機能も付けた。これでバックアップ→書き換え→FTPアップロードまで一連の作業が簡単にできる。というか、Ruby版のbackup_mixiなら、サーバー上で実行し(Rubyがインストールしてあれば、ローカルでもできる)、スクリプトを書き換えてこういう風に出力することも簡単なんですがね。
ふと気づいたら、diary_index.htmlは日付が「○日○日」になっている(○月○日になるよう修正した)。Ruby版のcreate_index.rbの117行目に記述ミス('%m日%d日 %H:%M')がありますね。作者は気づいていないのかな。いちおう、コメントしておいた。そのあとで既に指摘されていたのに気づいた。
2006年03月31日 [Fri]
■ ディスプレイ復活
奥の部屋に置いていたノートパソコンを僕の部屋に持ってきた。僕の部屋のデスクトップは引っ越し先に今日送った。奥の部屋には古いデスクトップが置いてあり、さらに古い15インチ液晶ディスプレイと接続していた。調子が悪くなった17インチ液晶ディスプレイは放置していたが、試しにつないでみたら、見事に復活。今回はアナログ接続にしたが(というかグラフィックボードが古いのでアナログしかない)、以前、調子が悪くなったのはデジタル接続だったからか。そんなわけはないか。
いずれにしてもノートパソコンの液晶よりは、はるかにきれいだな、やっぱり。で、またもや古くなったソフトをいろいろと更新。